野菜のゴマ和えでセサミンをおいしく摂取しよう
ヘルシーな野菜の和え物でセサミン摂取
活性酸素を除去し、サビない体づくりをサポートするセサミン。ゴマに含まれている有効成分で知られており、ドラッグストアなどには様々なタイプのサプリメントが並んでいます。
もちろん、セサミンは日々の食事から摂取することも可能です。セサミンが含まれているゴマは和食にぴったりなので、ヘルシーな料理で食卓に並べることができます。
セサミンをおいしく、効率よく摂取するには野菜のゴマ和えがおススメです。ほうれん草のような定番の葉物から、ナスやトマトなどの野菜にもぴったりなのでレシピにも困りません。
サプリメントは高価で続かない、食事から自然にセサミンを摂取したい...という方は、ゴマの和え物でおいしくセサミンを摂りましょう。
ゴマ和えが体に良い理由とは?
セサミンの一日に必要な摂取量は10ミリグラムとされています。この量をゴマで摂取しようとすると、約3000粒ほどを食べる必要があるのです。それだけの量のゴマを、そのままの形で食べるのはなかなか大変ですよね。しかし、和え物ですり潰した状態であれば無理なく必要量を摂取することができるのです。
また、ゴマは固い殻に覆われており、消化されにくい食品でもあります。きちんと噛み砕いて食べなければ、殻の中に入っているセサミンを摂取したことにはなりません。和え物のように、初めからゴマがすりつぶしてある状態であればセサミンを効率よく摂取することができます。
セサミンの必要摂取量や、ゴマの性質から見ても、和え物はベストな調理方法なのです。
ゴマ和えによく合う野菜たち
葉物野菜はゴマ和えにしやすく、調理も簡単です。
以下でご紹介する野菜は、ゴマ和えにぴったりなうえに、セサミンと一緒に摂取すると相乗効果を得られるビタミンEを含んでいます。ビタミンEは、セサミンと同じく活性酸素を除去する働きがあり、主に血管へ対してその抗酸化作用を発揮します。肝臓の活性酸素を除去するセサミンとは別々の個所で働くことにより、その効果がさらにアップするのです。
またビタミンEは体内で壊れやすい性質がありますが、セサミンと摂取することによってその成分が守られるのです。ゴマと食べることでベストな結果を生み出す野菜で、おいしく楽しくセサミンを摂取しましょう。
(1)ほうれん草
貧血改善に良いと言われるほうれん草は、鉄分を豊富に含んでいます。鉄分は、体に酸素を運ぶヘモグロビンの合成に必要な成分です。鉄分が足りないと赤血球の中のヘモグロビンが不足してしまい、体が酸欠となってめまいや怠さといった貧血の症状が起きるのです。ほうれん草はレバーと同等の鉄分を有しているので、貧血気味の人には積極的に摂取してほしい野菜です。
一方、ゴマに含まれているセサミンには赤血球を破壊する活性酸素を除去し、貧血を改善する効果があります。ほうれん草のゴマ和えは、おいしいうえに貧血改善を目指すことができる料理でもあるのです。
(2)小松菜
小松菜はほうれん草に負けないくらい、貧血改善に効果的な鉄分を含んでいます。またカルシウムも豊富に含んでおり、歯や骨を強くしたい人にぴったりな野菜です。育ちざかりの子供はもちろん、骨粗しょう症などを起こしやすい高齢者の方にもおすすめです。
セサミンは肝臓の活性酸素を除去することにより、肝機能を向上させて血行を促進する効果があります。そして小松菜から得た栄養素を、血液を巡ってきちんと骨まで送り届けることができるのです。小松菜のゴマ和えで、強い骨と歯を作りましょう。
(3)キャベツ
サラダのままでもおいしいですが、火を通すと甘みが増すキャベツもゴマ和えにぴったりです。キャベツには「キャベジン」と呼ばれる胃腸の粘膜を保護する成分が含まれており、胃痛や胃もたれの症状を改善させる効果があります。
また、セサミンは慢性的な胃痛の原因である活性酸素を除去し、そのつらい症状を軽減させる効果があります。胃の具合が悪いときや食欲のないときにも、キャベツのゴマ和えはおすすめです。
(4)モロヘイヤ
栄養価が非常に高く、野菜の王様と呼ばれるモロヘイヤ。独特の粘りがあり、ゴマ和えとの相性が抜群です。モロヘイヤにはビタミンCや食物繊維、アンチエイジング効果をもつポリフェノールも含まれており、健康なだけでなく美容面にも嬉しい効果をもたらします。肌のターンオーバーを促し、肌サビを防ぐセサミンとの同時摂取でより若々しい素肌を目指しましょう。
簡単手軽なゴマ和えレシピ
上記の野菜は、いずれも茹でて和えるだけで簡単に作ることができます。レシピをご紹介しますので、いつもの食卓にぜひゴマ和えの料理を一品加えてみてください。
【2つの調味料でカンタン!葉物野菜の和え物】
<材料>
・葉物野菜 1束
・しょうゆ 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・すりゴマ 大さじ2
1.野菜を下ゆでする(栄養分が失われないよう、できるだけ短時間でサッとゆでましょう)
2.ボウルに調味料とゴマを混ぜ合わせる
3.ゆで上がった野菜を水に浸したあと、よく水分を絞って「2」と混ぜ合わせ出来上がり