セサミンとウコンの嬉しい相乗効果とは?
肝臓ではたらくセサミンとウコン
ウコンといえば、二日酔いに効くというイメージがありますね。飲み会が多い社会人の味方として、ウコンを含んださまざまな商品がお店に並んでいます。
ウコンに含まれる成分にはアルコール分解を助ける作用があり、お酒を飲む前に摂取すると肝臓への負担を軽減する効果があります。
そして抗酸化作用を持つセサミンも、肝臓へ直接届く数少ない成分です。活性酸素が発生する肝臓の中ではたらき、毒素を排出して若々しい細胞を保ちます。
このように、セサミンとウコンは肝臓でその効果を発揮するという共通点があります。
この二つの成分は相性が良く、一緒に摂取することにより肝臓への嬉しい効果を存分に発揮するのです。また、セサミンとウコンの抗酸化作用により、美肌効果や血行促進の効果も期待されています。
片方のみを摂取してももちろん効果はありますが、同時に摂取して更なる相乗効果を狙うことができるのです。
セサミンとウコンの相乗効果
(1)肝機能を高め、正常な働きを維持する
ウコンが二日酔いに効くとされる理由は、「クルクミン」と呼ばれる成分をウコンが含んでいるためです。このクルクミンは胆汁の分泌を促し、肝臓がアルコール分解するのを助ける力があります。その結果、二日酔いなどの不快感が解消されると言われているのですね。胆汁の分泌を促進させるクルクミンにより肝臓が良くはたらくので、ウコンは即効性のある成分でもあります。
またこのクルクミンはセサミンと同じく抗酸化作用を持っており、飲酒によって発生する活性酸素を抑制する効果も持っています。アルコール分解を促進し、肝臓を活性酸素から守るウコンは、たしかに飲酒前の摂取が効果的であることが分かります。
二日酔いから体を守るウコンですが、肝機能を保持するためには普段から肝臓をいたわることが大切です。そこで活躍するのが、セサミンです。セサミンは肝臓で発生する活性酸素を除去し、肝臓本来のはたらきを促進します。飲酒前だけの対策だけでなく、習慣的にセサミンを摂取することで肝臓を健康に保つことも忘れてはいけません。
セサミンの効果は習慣的な摂取により現われるものなので、長期的な目で見る必要があります。即効性のあるウコンと一緒に取ることにより、肝機能の促進、保持の効果が更に期待できます。セサミンとウコン、肝臓をいたわるこの二つの成分を摂取し、その嬉しい相乗効果を狙いましょう。
(2)美容効果
ウコンに含まれるクルクミンは、ポリフェノールの一種です。そして実は、セサミンもこのポリフェノールの一種なのです。
ワインなどに含まれる成分として有名なポリフェノールですが、これは植物が持つ抗酸化物質であり、美肌やアンチエイジングなどの美容効果が期待されています。
活性酸素によって細胞が酸化すると、肌の弾力が失われシワやたるみの原因となります。またメラニンが過剰に生成され、シミへと変化してしまいます。ポリフェノールは、このように肌の老化を進めてしまう活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぎます。抗酸化作用を持つウコンとセサミンを摂取することで、その効果は倍に期待できます。
またウコンに含まれる精油成分は、肌へ潤いを与え保水力を上げる効果があるとされています。セサミンは血中の悪玉コレステロール値を下げて血液をサラサラにする効能もあるので、細胞のターンオーバーを促してくれます。
このように、セサミンとウコンには肝臓を助ける作用だけでなく、細胞の老化を防ぎ美しい肌を維持する効果もあります。肌を美しく保つことは、見た目年齢を若く見せることにもつながります。美容に関心のある女性には特に、この二つの成分を一緒に摂取することをおすすめします。
セサミンとウコンを効果的に摂取するには
セサミンはゴマに含まれている成分として有名です。おにぎりや胡麻和えなどの和食、ごま油を使用した中華料理を食べる事でもゴマを摂取できます。
ウコンはショウガ科の多年草で、見た目はショウガと似ています。とても苦い味が特徴で、そのまま摂取する事は難しいため料理に取り入れるのが一般的です。特にカレーは、ウコンが含まれる食事として代表的ですね。
このような食事で摂取することも大切ですが、食品から得られる健康成分は量が少なく、ごまとウコンを一緒に摂れるメニューを考えるのはなかなか難しいです。そのため、バランスの良い食生活に加え、必要な時にすぐ摂取できるサプリメントがおすすめです。
サプリメントなら毎日の食事だけでは得られない成分を、効率的に吸収することができます。薬ではないので、摂取量をしっかり守れば副作用の心配も基本的にはありません。
しかし普段から服用している薬がある方は、サプリメント摂取にも注意が必要です、飲み合わせによっては体調を崩してしまう危険性もあるので、必ずかかりつけの病院へ相談してから摂取するようにしてください。