セサミンはどんな食品に含まれている?
セサミンが含まれているのはゴマだけじゃない?
活性酸素を除去するセサミンは、ゴマに含まれている有効成分として知られています。しかし、実は米や麦にもわずかながらセサミンが含まれているのです。これらは主食となる穀物なので、ゴマを食べるよりもずっと効率良くセサミンを摂取できそうですよね。
しかし、セサミンが含まれているのは米や麦の表面部分だけで、精米の過程で除かれてしまいます。そのため、私たちがごはんやパンとして口にした時には、残念ながらセサミンはもう失われた状態となっています。セサミンを食品から摂取しようと思ったら、最も含有量の多いゴマを食べるのが一番です。
セサミンの一日に必要な摂取量は約10ミリグラム、ゴマ3000粒ぶんです。これだけの量のゴマを食べるのは少し難しいですよね。食品からセサミンを得るには、ドレッシングやゴマ油などから摂取するのが効率的です。
効率よく食品からゴマを摂取しよう
食品からゴマを摂取するなら、やはりゴマが最も効果的です。しかし、ただゴマを口にするだけではセサミンは摂取できません。ゴマは固い殻に覆われているので、一粒一粒を噛み砕いて食べないと中のセサミンを吸収することができないのです。ゴマはふりかけとして使用することもありますが、そのままご飯と飲み込んでしまうと消化されずに排出されてしまうのです。
さらに、ゴマの大半は脂質でできているため、必要摂取量の分を食べようとするとカロリー過多になってしまう危険性もあります。
セサミンを食品で摂取する際には、以下のような方法で食べるのをおすすめします。
ゴマ和え
すり潰してペースト状にしたゴマは、噛み砕く必要もないので効率よくセサミンを摂取できます。ホウレンソウや小松菜など、季節の野菜へ和えるだけなので作り方も簡単です。ゴマをすり潰すのが手間な場合は、すでに擦りゴマが販売されているのでそちらを使用しましょう。毎日の食事に小鉢で登場させると、色合いも鮮やかになって楽しくなりますね。
また擦りゴマは、野菜だけでなくお団子などにまぶすことでお菓子としても摂取ができます。様々な食品にゴマを和えて、たのしくゴマを摂取しましょう。
ドレッシング
ペースト状にしたゴマを使用したドレッシングも、効率よくセサミンを摂取することができます。野菜の苦手な子供も、甘みのあるゴマドレッシングならおいしくサラダが食べられます。またゴマドレッシングは、肉や魚料理にかけたり、鍋のスープとして入れたりすることもできるので、主食としておいしくセサミンを摂取することができます。
ゴマ油
ゴマを焙煎して作られているゴマ油からも、セサミンは摂取できます。ゴマ油でドレッシングを手作りしたり、炒め物に使用したりしておいしくセサミンを食事に取り入れましょう。
ゴマ油はセサミンのお陰で酸化しにくく体にもいい食品ですが、油であることには変わりないため摂りすぎは肥満の元にもなります。摂取量が過度になりすぎないように気を付けてください。