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妊婦はセサミンを摂取してはいけない?

妊婦さんは、赤ちゃんと自身の体のためにたくさんの栄養を摂取しなければなりません。しかし妊娠中に摂取すると体の不調や早産などに繋がるような危険な食べ物もたくさんあります。そんな妊婦さんはセサミンを摂取しても大丈夫なのでしょうか?妊娠中のセサミン摂取について解説します。

妊婦はセサミンを摂取してはいけないの?

妊娠中は味覚や食べ物の好みが変化するデリケートな時期です。栄養バランスが気になるとき、セサミンを摂取しても良いのでしょうか。
答えはセサミンの状態による、と言えるでしょう。その理由としてセサミンをサプリメントから摂取することは控えた方が良いですが、ゴマを食べて摂取するには大きな問題はありません。
実はセサミンが悪影響というよりは、サプリから摂取することが推奨されないのです。サプリはセサミンの栄養素を濃縮しているので効果が高いです。妊娠中に摂りいれるとセサミンの効果を如実に受けてしまい体は様々な影響を受けてしまう可能性があります。
セサミンサプリを製造しているメーカーも、サプリではなく食事から栄養を摂取するように促しています。またセサミンサプリにはセサミン以外のサポート成分が充実していることもあり、その成分が妊婦の体に悪影響を与える場合もあります。

妊娠中は様々なサプリメントを控えるべき

サプリに配合されることがある成分について、控えるべきものをまとめます。

ビタミンA

妊娠中は赤ちゃんの成長や障害の予防のためビタミンB1やビタミンB6、葉酸などの摂取が推奨されています。
しかし、ビタミンAは胎児の臓器形成に悪影響を与えることがありますので控えなければなりません。セサミンサプリにはビタミン類が配合されていることもあるため避ける必要があります。

ハーブ

セサミンサプリには健康ハーブが配合されることがあります。
妊娠中に避けたいハーブはアロエやサラシア、モリンガ、ダミアナなどです。サプリで凝縮されたハーブを摂取すると、子宮の収縮や早産などのリスクに繋がることもあります。

添加物

サプリメントを製造する際、ほとんどに添加物が使用されています。
保存料や着色料、甘味料などの代表的な添加物を使用していないとしても、サプリの材料充填や品質保持のためにはどうしても添加物が必要です。
セサミンサプリで多くみられるのはソフトカプセルです。ソフトカプセルでは被包材であるゼラチンやグリセリン、乳化剤にはショ糖脂肪酸エステルなど、増量剤としてはオリーブオイルなどが使用されることが多いです。
化学合成されたものばかりではなく植物由来の添加物も多いですが、体内に蓄積されるのは良いことではありません。
セサミンサプリは国内で製造された安全性の高いものが多いですが、メーカーにより添加物は異なりますし、そもそも妊婦のために作られたサプリではないことが多いので控えるべきでしょう。

妊娠中の女性ホルモンについて

さらに注意が必要なのは、妊娠中は女性ホルモン様物質の摂取を控えるべきということです。女性ホルモンのように働いて補う成分として、大豆イソフラボンやプエラリア、チェストツリーなどが有名ですが、実はセサミンもその一つです。
セサミンは女性ホルモンと似た働きをすることで、更年期障害の軽減や美肌効果、不妊治療のサポートなどに期待できます。
しかし妊娠中は女性ホルモンのバランスが通常と違います。妊娠していない女性では女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が交互に分泌されています。しかし妊娠するとこの2つの女性ホルモンがどちらも分泌されて子宮を大きくしたり胎盤を作ったりして赤ちゃんを守る働きをします。
ここに女性ホルモンと似た働きをするセサミンが摂りこまれると体内のホルモンバランスが乱れてしまいます。妊婦の体調や赤ちゃんを守る機能に影響が出ることもあるので、セサミンなどの女性ホルモン様物質の摂取は控えてください。

ゴマは食べてもOK

セサミンはなるべく控えるべきですが、ゴマを食べることはOKです。医者や専門家も妊婦のゴマの摂取は推奨しています。
妊娠中は鉄分が不足しやすく貧血になりやすいですが、ゴマには鉄分が含まれます。またたんぱく質や食物繊維、カルシウムなども含まれるので栄養満点です。そしてコレステロールは含まれません。ゴマの脂質は必須脂肪酸であるリノール酸とオレイン酸です。そのためゴマ油の摂取もOKとされています。
ただ、どんな食品でも食べ過ぎは良くないので、適量を摂取するようにしてください。
妊娠中は、セサミンよりもゴマを進んで食べるようにしましょう。

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