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黒セサミンとセサミンの違い

セサミンサプリを探したことがある方は「黒セサミン」という言葉を見たことがあるかもしれません。セサミンと黒セサミンは何がちがうのか?あえて「黒」を付けていることに疑問を感じる人もいるでしょう。今回は黒セサミンについて紹介します。

黒セサミンとは

黒セサミンの特徴

黒セサミンはセサミン自体の色が黒いのではなく、黒ゴマから得られるセサミンのことです。よく見かけるセサミンは白ゴマや金ゴマを使用していることが多いです。黒ゴマに比べて油脂が多くセサミン含有量も多いと言われており、世界各国で生産されていることも大きいでしょう。
黒ゴマのセサミンを使う理由として、黒ゴマにはポリフェノールの一種であるアントシアニンや不溶性食物繊維の一種であるリグニンが含まれることが挙げられます。
アントシアニンといえばビルベリーなどにも含まれており、眼病予防や老眼対策として広く親しまれています。細胞を老化させる活性酸素を除去する抗酸化作用があり、主に眼球で働いています。セサミンにも抗酸化作用があるので、相乗効果で体内の活性酸素を除去してくれるでしょう。
また、ゴボウなどにも含まれるリグニンには抗菌作用があり、腸内に発生した発がん物質や、コレステロールで作られる胆汁酸などに吸着して体外に排出する働きがあります。そのためコレステロールの減少やがん予防などに効果的です。
こうしたセサミン以外の働きにも注目され、黒セサミンのサプリが増えてきています。

黒セサミンの産地

黒セサミンの産地とは、黒ゴマの産地ということになります。
白ゴマは温帯や亜熱帯地域で栽培されるので、東南アジアやアフリカなど世界各国で生産されています。それに対して黒ゴマは中国や東南アジアが主な産地です。
白ゴマは世界中での生産量が多いですが黒ゴマは一部での栽培となります。その分、黒ゴマのセサミンが貴重であるとも言えます。

黒セサミンの効果

黒セサミンの効果としては、活性酸素を除去する抗酸化作用やそれに伴う血中コレステロールの低減、高血圧・動脈硬化などの予防があります。
またアセトアルデヒドの分解を促進する二日酔い対策、血流促進による育毛効果・アンチエイジング作用などが挙げられます。

普通のセサミンとの違い

白ゴマを使用したセサミンと黒ゴマを使用した黒セサミン、セサミンの作用に違いはあるのでしょうか。
上記で挙げたセサミンの効果を見た通り、セサミン自体の働きに大きな違いはありません。抗酸化作用をはじめとしてほとんど同じように働きます。
ただ、黒ゴマにはポリフェノールやリグニンのほか、カルシウム・マグネシウム・ビタミン類・鉄・タンパク質など栄養素が豊富です。セサミンでの差はなくとも、ゴマ自体は白ゴマよりも黒ゴマの方が栄養価は高いです。

どちらのセサミンを選ぶべき?

一体どちらのセサミンを選ぶべきか悩んでしまうかもしれませんが、セサミン自体の効果はほとんど変わらないので、サプリを選ぶときはサポート成分や価格などを見て自分に合ったものを選んでください。
ゴマを食べてセサミンなどの栄養分を摂り入れたいと思うなら黒ゴマがおすすめです。エネルギーを補うので滋養強壮にも良いと言われています。
しかし白ゴマも黒ゴマも金ゴマも、古くから薬膳として使用され重宝されてきた植物です。黒ゴマ以外が劣る訳ではないので、料理によって使い分けて両方のセサミンを上手に摂り入れましょう。

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