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セサミンとタウリンが身体を活性化

タウリンといえば栄養ドリンクをイメージする人も多いですよね。身体を元気にする成分なのは分かりますが、一体タウリンの正体とは何でしょう?そしてタウリンはセサミンと似たような効果をもたらしてくれることも分かっています。今回はセサミンとタウリンについて解説します。

タウリンとは?

タウリンとは体内に体重の0.1%ほど存在するアミノ酸です。あらゆる臓器に存在しており、脳や心臓、肝臓、網膜、骨格筋などに多く含まれています。
タウリンにはホメオスタシス作用があります。ホメオスタシスとは生体恒常性ともいわれ、体の状態を一定に保つ調整役のことです。暑さを感じたら汗をかいて熱を逃がし、寒さを感じたら震わせて熱を作るなど、環境の変化に反応させます。また空腹や喉の渇きを感じさせるなど体の状態に応じでサインを出す行動を促すのもホメオスタシスの働きです。
体にとって重要な働きをするホメオスタシスを含むタウリンは、特に魚介類に多く含まれています。貝類や近海魚、ブリやかつおの血合いの多い部分などにも多いです。

タウリンの効果

肝機能向上

タウリンは特に肝臓に対して効果があります。
肝臓ではアルコールの分解作用が行われていますが、タウリンには分解時に必要な酵素の働きを助ける作用があります。アルコール分解が効率よく行われて肝臓の負担も減るでしょう。
またタウリンは胆汁酸の分泌を増やしており、過剰なコレステロールが胆汁酸に排出されるのをサポートしたり、肝臓に溜まった中性脂肪を排出して脂肪肝を改善する効果もあります。さらに肝細胞の再生を促進させたり、細胞膜を安定させて肝機能を正常にしたりと、健康的な肝臓を作ってくれるのです。

疲労回復

タウリンにより肝機能が強化されると疲労回復に繋がります。肝臓では解毒のほかにエネルギー代謝や神経伝達物質の分泌にも関わっています。肝機能が正常であればたんぱく質やビタミンなどの体に必要な栄養が、効率よくエネルギーに変えられるので疲労を回復します。
そしてセロトニン・ノルアドレナリンなど精神の安定に関わるホルモンの分泌を正常にすることで精神疲労なども改善します。

高血圧予防

タウリンには交感神経の緊張を緩めて血圧を下げる作用があります。交感神経が働くとノルアドレナリンが分泌されて血管が収縮してしまい血圧が上がりやすい状態になります。
タウリンで交感神経の働きを抑えることで血圧を安定させるのです。

セサミンとの相乗効果

肝機能向上

セサミンには細胞を酸化させる活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
主に肝臓で抗酸化作用を発揮するセサミンにより、肝機能の向上に期待できます。肝臓に活性酸素が増えると肝細胞が老化して、解毒作用やアルコールの分解が滞ってしまいますが、セサミンで活性酸素を除去することで肝臓の働きが良くなり、アルコール分解などもスムーズに行うことができるでしょう。タウリンも肝臓の機能を改善するので、合わせて相乗効果に期待できます。

高血圧・コレステロール対策

セサミンが肝臓の活性酸素を除去することで、肝臓は善玉コレステロールを多く生成するようになります。血管内に善玉コレステロールが増えることで悪玉コレステロールが劣勢になり、コレステロール値を改善できます。
またセサミンは血管内でも抗酸化作用を発揮するので、活性酸素が悪玉コレステロールを酸化させることも防ぎます。もし酸化すると血管壁に癒着して血流が悪くなり、高血圧に繋がってしまいます。
セサミンの抗酸化作用で高血圧も防ぐことができるのです。タウリンも交感神経を抑制して高血圧を防止するので相乗効果があります。

他にもあるセサミンの効果

セサミンには抗酸化作用によるアンチエイジング効果や血行促進により肌や頭皮への栄養を届ける効果があり、美肌や育毛にも良い影響を与えてくれます。
さらに女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので、更年期障害の症状を軽減したり生理不順を改善したりと女性にも嬉しい効果を発揮します。

セサミンとタウリンで体を活性化しよう

セサミンとタウリンの健康効果は抜群で、お互いに主に肝臓で働くことも分かりました。ゴマからセサミンを、魚介類からタウリンを摂取するように心がけても良いですし、セサミンやタウリンが配合されたサプリメントを摂取するとより吸収効率が良いです。
どちらも摂り過ぎによる過剰症は認められていませんが、多く摂ったからといって効果が倍増するわけではないので食品は適量を、サプリメントは決められた数量を守って摂取してください。
セサミンとタウリンを摂り入れて丈夫な肝臓と健康な体を手に入れましょう。

【参考文献】
セサミンの見逃せない疲労回復効果
http://www.californiahealthbenefitexchange.com/hiotukaihuku.html

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